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チェルシーは、若干21歳ながら、所属するレバークーゼンで118試合に出場、36ゴール、25アシストを記録しているドイツ代表の新星カイ・ハフェルツをクラブ史上2番目の移籍金額である7,100万ポンド、日本円で約96億円で獲得した。なお、史上最高額は2018年にアスレチック・ビルバオのゴールキーパーのケパ・アリサバラガを獲得する時に要した7,160万ポンドである。

今シーズン、プレミアリーグの中で積極的に補強に動いているクラブであるチェルシーは、すでに数多くのビックネームを獲得しており、ライプツィヒからフォワードのティモ・ヴェルナーを、アヤックスからミッドフィルダーのハキム・ツィエク、ディフェンダーのザビエル・ムブヤンバとマラング・サール、そしてPSGからチアゴ・シウバ、レスター・シティからベン・チルウェルを獲得しており、ハフェルツで7人目の獲得となった。

レバークーゼンのアカデミー出身であるハフェルツは、昨シーズン45試合に出場、18ゴールを上げている。万能型で前線もこなし、ドイツ代表ですでに7試合に出場し1ゴールを挙げている。

いままでに約2億ポンド(約270億円)もの出費をしているシェルシーは8人目ともすでに交渉にはいっているようで、レンヌのゴールキーパー、エドゥアール・メンディの獲得を目指しているとイギリスの各種メディアで報じられている。この28歳のセネガル人に対する最初の獲得オファーはすでに拒否されているという。この獲得がすぐにケパのレギュラー落ちを意味するわけではなく、ランパードは彼に対する競争相手としての役割を希望しているようだ。

昨シーズン、ランパード率いるチェルシーは数多くのアカデミー出身選手の出場機会を作り、チャンピオンズリーグの出場権を獲得するなど大きな成果を上げることに成功している。過去のチェルシーのように多くのスター選手を外部から獲得した20/21シーズン。アカデミー出身選手とどのようにバランスをとっていくのか、ランパードの手腕が注目される。

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